人を知るInterview

炭火の地焼きを特徴とする当店。
うなぎの個体差に応じた串の打ち方、炭の置き方、うちわのタイミングによる温度と焼きのコントロール…0.1秒の差が、おいしいに大きな差を生む。

焼き一生と言われる世界で、若くして焼き場を任されているのは、彼だけではない。

職人技を見て覚えることは大切だが、それだけでは理解に時間がかかったり、難しかったりする。

「備長では一定のプロセスで学ぶことにより誰もがプロフェッショナルな水準に達する教育が行われています。結果、労働時間の短縮や負担感の軽減にもつながっています」。

店の水準に達していても、自分の理想とする技術と味にはまだ達していないという。

「奥が深いところも魅力ですが、海外のお客さまが当店のひつまぶしに感動しているのを見るとうれしくなります」。

備長では伝統技術を活かしながら海外に向けた新しい商品開発にも取り組んでいる。
「将来、海外に関わる仕事にも、ぜひ参加してみたいですね」。